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▽クロアチアの人口は約380万人。EUとNATO加盟国であり、インフレ、汚職、労働力不足に悩まされている。
2025年1月12日/クロアチア、首都ザグレブの投票所(AP通信)

クロアチアで12日、大統領選決選投票が行われ、現職のミラノビッチ(Zoran Milanović)大統領が快勝する見通しとなった。

クロアチア国営放送(HRT)の出口調査によると、ミラノビッチ氏の得票率は77.86%、与党・クロアチア民主同盟(HDZ)のプリモラツ(Dragan Primorac)氏に大差をつけている。

ミラノビッチ氏は58歳。過去に首相を務めたことがあり、前回の大統領選で当時のグラバルキタロビッチ(Kolinda Grabar-Kitarovic)大統領を破って初当選を果たした。

ミラノビッチ氏はウクライナへの軍事支援を批判。2週間前の第1回投票で49.1%を獲得し、惜しくも完全勝利を逃した。

ミラノビッチ氏とHDZのプレンコビッチ(Andrej Plenkovic)首相はライバル関係にある。

ミラノビッチ氏はウクライナ支援に否定的な考えを示し、プレンコビッチ氏と激しく対立。両者の口論は最近のクロアチアの政治を特徴づけている。

プリモラツ氏は大学教授であり、自らを統合派、ミラノビッチ氏を分裂派として描いてきたが、完敗する未見通しとなった。

クロアチアの人口は約380万人。EUとNATO加盟国であり、インフレ、汚職、労働力不足に悩まされている。

クロアチアの大統領は儀礼的な存在に過ぎないが、議会の解散権や軍の最高司令官としてある程度の政治的影響力を行使する。

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