クロアチア首都で軍事パレード、紛争終結から30年
ユーゴスラビア紛争は旧ユーゴ社会主義連邦共和国が解体していく過程で発生。1991年から2001年まで主要な紛争が継続し、クロアチア紛争、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争などが含まれる。
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クロアチアの首都ザグレブで7月31日、1991年から95年にかけてのクロアチア紛争を記念する軍事パレードが行われた。
現地メディアによると、数千人の市民がパレードを見学。約3400人の陸軍兵士や警察部隊、退役軍人などが参加した。
空軍はフランス製ラファール戦闘機を、海軍はアドリア海沿いに戦艦を投入し、パレードを盛り上げた。
プレンコビッチ(Andrej Plenkovic)首相は演説で、「私たちはパートナーであり同盟国である軍隊の能力と互換性を手に入れるため、東から西の技術への移行という大きなプロセスを乗り越えてきた」と語った。
クロアチアは2009年にNATO、2013年にEUに加盟した。
1995年8月、クロアチアは1991年に旧共産党支配下のユーゴスラビアからの独立に反対して反乱を起こした少数派セルビア人が占領していた地域を奪還した。
この嵐作戦(オペレーション・ストーム)は戦争の転機となり、クロアチアからのセルビア系住民の大量流出を引き起こした。
クロアチアとセルビアの関係はそれ以来、緊張した状態が続いている。セルビア政府は自国民に対し、クロアチアへの旅行を控えるよう警告した。
セルビアでの軍事パレードは9月に予定されている。
ユーゴスラビア紛争は旧ユーゴ社会主義連邦共和国が解体していく過程で発生。1991年から2001年まで主要な紛争が継続し、クロアチア紛争、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争などが含まれる。