◎容疑者は現場から逃走したものの、近くのカフェで確保された。
クロアチア北東部ダルバルの老人ホームに銃を持った男が押し入り、6人を殺害した。警察が22日、明らかにした。
それによると、5人が即死、1人が病院で死亡したという。5人は80~90代の入居者で、もう1人は職員であった。
さらに6人が負傷、うち4人が重傷となっている。
警察によると、容疑者は現場から逃走したものの、近くのカフェで確保されたという。
ミラノビッチ(Zoran Milanović)大統領は記者会見でこの事件に言及。「野蛮で前例のない凶悪事件にショックを受けている」と述べた。
またミラノビッチ氏は「このような犯罪を防ぐために、銃規制を含むあらゆる措置を検討する必要がある」と強調した。
地元メディアによると、容疑者は1973年生まれ、1991~95年のクロアチア紛争に参加した退役軍人で、勲章も授与しているという。
容疑者の母親は10年前からこの老人ホームに入居していた。
警察によると、容疑者は未登録の銃を使用したという。
1990年代のユーゴスラビア崩壊以来、クロアチアではいまだに多くの銃器が個人宅に保管されている。