ドイツ・ケルンで不発弾処理、第2次世界大戦時に投下、2万人避難
不発弾は2日、ライン川東岸の道路工事現場で見つかった。3個は全て米国製で、2個は1000キロ、1個は500キロとのこと。
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ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州ケルン中心部で第2次世界大戦時に投下されたとみられる不発弾3発が見つかり、4日に処理作業が行われる。
当局によると、不発弾処理にあたり、2万人を越える市民が避難を余儀なくされるという。
不発弾は2日、ライン川東岸の道路工事現場で見つかった。3個は全て米国製で、2個は1000キロ、1個は500キロとのこと。
ドイツ国内では戦争終結から80年が経過した現在でも、戦時中に投下された不発弾が頻繁に発見されている。
当局によると、今回の避難はケルン市内の不発弾処理として過去最大規模。
当局は4日朝、爆弾が発見された地域から約2万500人の住民を避難させ始めた
この区域には住宅のほか、58のホテル、9つの学校、複数の博物館やオフィスビル、駅がある。
近くにはライン川を渡る橋が複数あり、その中にはケルン中央駅につながる鉄道橋が含まれている。
処理作業中はこの全てが閉鎖され、ライン川での船舶航行も不可となる。
中部ヘッセンの都市フランクフルト・アム・マインでは2017年、1400キロの不発弾爆弾が発見され、6万5000人が避難する事態となった。