◎ラストジェネレーションは幹線道路に接着剤を付けて居座るデモでよく知られている。
2022年12月8日/ドイツ、ベルリン・ブランデンブルク国際空港の滑走路、気候活動家と警察官(Paul Zinken/ドイツ通信社)

気候変動の抑制を訴える環境保護団体ラストジェネレーションの活動家たちが24日、ドイツ西部ケルン・ボン空港の滑走路に接着剤を使って貼り付き、航空機の運航を妨害した。

ドイツ通信社(dpa)によると、活動家5人は25日早朝に滑走路に侵入し、手のひらなどに接着剤を付けて滑走路に貼り付いたという。

これにより、同港は約3時間、運航を停止した。

同港によると、この影響で31便が欠航、6便が他の空港に迂回を余儀なくされたという。

ラストジェネレーションは声明で、「地球を破壊する航空機に反対する5人が空港のフェンスを切り裂き、砂と接着剤を混ぜて作った接着剤を使って滑走路に貼り付き、国に抗議した」と主張した。

同団体はドイツ政府に対し、2030年までに石油、ガス、石炭の使用を世界的にやめる国際協定をまとめるよう要求している。

dpaによると、ケルン・ボン空港に侵入した5人はその場で逮捕されたという。

ラストジェネレーションは幹線道路に接着剤を付けて居座るデモでよく知られているが、今年1月、この戦術を放棄し、「不服従の集会 」と呼ばれるものを開催する戦法に移行すると発表していた。

ショルツ内閣は先週、空港の敷地内に侵入した者に厳しい罰則を課す法案を閣議決定した。

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