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ドイツ・マクデブルクでクリスマス市開幕、車突入事件から1年

このクリスマス市では昨年末、車が次々に歩行者をはね、6人が死亡、200人以上が重軽傷を負う事件が発生した。
2025年11月20日/ドイツ、中部ザクセン・アンハルト州マクデブルク、クリスマスマーケット(AP通信)

ドイツ中部ザクセン・アンハルト州マクデブルクで20日、毎年恒例のクリスマス市が開幕した

ドイツ通信社(dpa)によると、20日朝の時点で140以上の露店が開店。キャンドル、ウール帽、砂糖漬けアーモンド、ホットワインなどのクリスマス菓子が販売された。

観覧車やスケートリンクも設置され、子供から大人まで楽しめる場を提供している。

このクリスマス市では昨年末、車が次々に歩行者をはね、6人が死亡、200人以上が重軽傷を負う事件が発生した。

事件は昨年12月20日の午後7時過ぎに発生。サウジアラビアから移住した当時50歳の男が運転する車が会場に突っ込んだ。

クリスマス市を主催する団体はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「昨年の事件の犠牲者に最大限の経緯を払いつつ、人々がこのマーケットで喜びと希望を再発見してくれることを願っている」と書いた。

被告は6件の殺人罪、338件の殺人未遂罪、309件の傷害罪で起訴されている。

裁判は来年3月まで続く見通し。有罪判決を受けた場合、終身刑に処される可能性がある。

被告は医者で、2006年にドイツに入国し、永住権を取得していた。

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