◎バスは20日遅くに運行を停止し始め、21日の早い時間にはスコピエ中心部の一部の路線のみ運行された。
北マケドニアの公共バス(Getty Images)

北マケドニアの公共バス運行会社が燃料を調達できなくなり、首都スコピエの公共バスが激減し、数千人が立ち往生した。現地メディアが21日に報じた。

それによると、バスは20日遅くに運行を停止し始め、21日の早い時間にはスコピエ中心部の一部の路線のみ運行されたという。

この結果、数千人の学生や会社員がバス停で途方に暮れた。

北マケドニアの人口は約180万人。その3分の1が首都スコピエに住み、主要な公共交通機関はバスである。

多額の負債を抱える市の交通事業者JSPが燃料を調達できなくなったのは、保守政党が支配する市と政府間の対立が根底にある。

市当局は国の調達部門が定期的な燃料の供給を怠っていると非難。一方、国はJSPの入札プロセスに問題があると指摘している。

この問題は公共バスの運転手を代表する労働組合の声明で表面化した。「燃料不足は3ヶ月以上前から問題になっていましたが、20日に燃料が届かなくなり、状況はエスカレートしました...」

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