ブルガリア首都で反政府集会、ユーロ導入計画に抗議
市民団体と民族主義政党が率いるデモ参加者たちは愛国的な歌を歌い、ブルガリアとロシアの国旗を掲げ、ユーロ導入の是非を問う国民投票の実施を要求した。
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ブルガリアの首都ソフィアで5月31日、政府与党のユーロ導入計画に抗議するデモが行われ、数千人が参加した。
市民団体と民族主義政党が率いるデモ参加者たちは愛国的な歌を歌い、ブルガリアとロシアの国旗を掲げ、ユーロ導入の是非を問う国民投票の実施を要求した。
同国は来週、ユーロ圏加盟の承認を受ける予定だ。
デモ隊は「最後の戦いへ」「主権国家ブルガリアに未来を」などと書かれた横断幕を掲げ、市内を練り歩いた。
現地メディアによると、暴力は確認されなかったという。
ブルガリアは2007年にEUに加盟。依然としてEU加盟国の中で最も貧しい国のひとつであり、数年にわたる政情不安がユーロ懐疑主義を助長している。
専門家は国内と国外からの偽情報キャンペーンにより、経済が悪化し、貧困に拍車がかかる可能性があると警告している。
ラデフ(Rumen Radev)大統領は今月初めにユーロ導入国民投票を提案したが、議会の多数派である親EU派がこれを拒否した。