◎ブルガリアは中南米から西欧への密輸ルートの中継地となっており、近年、麻薬密売対策を強化している。
ブルガリアの税関当局は26日、エクアドル産バナナの中に隠されていたコカイン約170キロを押収したと発表した。
それによると、コカインは黒海沿岸に位置するブルガス港に到着した貨物船の果物コンテナに隠されていたという。この貨物船は伊マルタにも寄港していた。
末端価格は620万ユーロ(約10億円)と推定されている。
税関当局によると、今回の押収量はブルガス港史上最大だったという。
コカインは果物コンテナのひとつ、エクアドル産バナナの中に隠されていた。逮捕者は出ておらず、警察が捜査している。
麻薬密売で有罪判決を受けた場合、禁固20年以下に処される可能性がある。
地元メディアによると、このバナナの輸出にはエクアドルに拠点を置く会社が関与しているという。
ブルガリアは中南米から西欧への密輸ルートの中継地となっており、近年、麻薬密売対策を強化している。