◎2人は最近まで偽名を使ってブルガリアに滞在していた。
ブルガリア当局は26日、ロシアの対外情報機関でスパイ活動を行った疑いのあるロシア人2人の入国を禁止した。
国家安全保障局が入国を禁じたのは39歳の男と37歳の女。期間は5年間としている。
同局は声明で、「2人は最近まで偽名を使ってブルガリアに滞在していた」と明らかにした。
2人の出国時期と所在地は明らかにされていない。
同局によると、2人は身分を偽って外国に潜入することを目的としたロシアの対外情報機関が組織した作戦に参加していたという。
2人の任務はブルガリアの身分証明書を入手し、それを使ってブルガリア国外で諜報活動を行うことであったとされる。
ブルガリア政府は2022年、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、70人のロシア外交官を追放した。
これはEU、NATO加盟国が追放したロシア外交官の数として過去最大であった。