◎事件は16日夜に発生。容疑者は男とみられ、現場から逃亡した。
2023年10月16日/ベルギー、首都ブリュッセル、銃撃事件が発生した現場近く(AP通信)

ベルギー・ブリュッセル中心部で銃撃事件があり、スウェーデン人2人が射殺された。警察当局が16日、明らかにした。

それによると、事件は16日夜に発生。容疑者は男とみられ、現場から逃亡したという。

現場は国立サッカースタジアムの近くで、観客3万5000人以上が数時間、缶詰め状態になった。

ベルギー当局はテロ警戒レベルを2番目に高いレベルに引き上げ、ブリュッセル市内に機動隊を展開した。

警察当局によると、事件の影響でサッカーの試合は中止になったという。

ブリュッセル警察のテロ対策本部は全国民に対し、不要不急の外出を控えるよう要請した。

ブリュッセル以外のテロ警戒レベルは2番目に高いレベルに。ブリュッセルは最高レベルに引き上げられた。

デクロー(Alexander De Croo)首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。亡くなったスウェーデン人2人とその遺族に哀悼の意を表した。

またデクロー氏はスウェーデン当局と連絡を密に取っていると強調した。

一方、ベルギー連邦検察庁の報道官は記者会見で、「今回の事件は無差別テロに該当する可能性がある」と語った。

犠牲者の身元は明らかにされていない。

警察は現場周辺に規制線を張り、容疑者を追跡している。

公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)は関係筋の話しとして、「容疑者はアラブ系とみられ、イスラエル軍によるガザ空爆を擁護するスウェーデン政府への怒りをぶつけた可能性がある」と伝えている。

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