◎4つの自治体が洪水や土砂崩れに見舞われ、これまでに26人が死亡、1人が行方不明になっている。
ボスニア・ヘルツェゴビナ南部で発生した土砂崩れにより亡くなった19人の合同葬儀が15日に営まれ、数千人が参列した。
南部ヘルツェゴビナ・ネレトヴァは今月4日の大雨で甚大な被害を受けた。4つの自治体が洪水や土砂崩れに見舞われ、これまでに26人が死亡、1人が行方不明になっている。
合同葬儀を行った集落には採石場の土砂が大量に流れ込み、複数の家屋が全壊。道路や橋も被害を受けた。
当局は行方不明者の捜索を継続している。
地元メディアによると、亡くなった19人は全員、この集落の出身であった。
弔問客の男性は地元テレビ局の取材に対し、「悲しみは深く、耐え難い」と語った。
19人の遺体は葬儀後、それぞれの墓地に移され、埋葬された。
周辺国およびEUが現場に救援隊を派遣し、地元当局を支援している。