▽ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地であり、トルコ西岸とアフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用している。
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ギリシャ東部レスボス島付近で移民を乗せたボートが転覆し、沿岸警備隊が捜索・救助活動を行っている。地元当局が3日、明らかにした。
それによると、事故は3日早朝に発生。現場海域の天候は晴れで、波も穏やかであった。ボートが転覆した原因は不明。
沿岸警備隊は声明で、「トルコ西岸から出港したボートはレスボス島沖でひっくり返り、これまでに23人を救助した」と明らかにした。
また沿岸警備隊は「捜索・救助活動を継続している」と述べたが、行方不明者がいるかどうかは明らかにしなかった。
救助された23人の国籍や性別も不明である。
地元メディアによると、沿岸警備隊の巡視艇3隻、空軍のヘリコプター、地元の漁師が捜索に参加しているという。
ギリシャは豊かな西欧への亡命を求める移民の中継地であり、トルコ西岸とアフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用している。
その多くがトルコ沿岸からギリシャの島々へボートで横断を試みる。
ギリシャ当局は中東の紛争が移民の急増をまねていると指摘。昨年拘束した不法移民は6万人を超え、23年比で50%近く増加した。最も多かったのはシリア人であった。
ギリシャ当局は海上パトロールを強化。その結果、多くの人身売買組織がルートを変え、地中海南部を大きく迂回してギリシャ南部の島に移民を送り込もうしている。