◎この貨物機は貨物大手DHIに代わってスウィフトエアが運航し、25日早朝、首都ビルニュス近郊に墜落。乗組員4人のうち1人が死亡した。
リトアニアの捜査当局が25日に発生した貨物機墜落事故の現場からブラックボックスを回収した。地元メディアが26日に報じた。
それによると、ドイツの調査チームが現場で支援に当たり、スペインのチームも26日に現地入りする予定。
この貨物機は貨物大手DHIに代わってスウィフトエアが運航し、25日早朝、首都ビルニュス近郊に墜落。乗組員4人のうち1人が死亡した。
消防によると、パイロットの死亡を現場で確認し、もう1人が意識不明の状態で地元の病院に搬送されたという。コックピットは機体から切り離されていた。
貨物機はビルニュス国際空港から1マイルも離れていないところに墜落した。
シモニテ(Ingrida Simonyte)首相は声明で、「関係当局がこの墜落事故の捜査を進めている」と声明を出した。
またシモニテ氏は「最適な時間枠内で徹底的かつ専門的な捜査を行うと約束する」と強調。墜落の原因が明らかになり次第、公表すると述べた。
調査は法務省が主導。米国家運輸安全委員会(NTSB)が支援する。
公共放送LRTは救助された別の2人について、「命に別条はなく、消防士の問いかけに応じていた」と報じていた。
近くの住宅地から住民13人が避難した。地上で墜落に巻き込まれた人はいなかった。
一方、LRTは関係者の話しとして、「技術的欠陥かヒューマンエラーにより墜落した可能性が高いとみているが、テロの可能性も排除できない」と伝えている。