◎バイデン氏はバッキンガム宮殿で18日に行われるチャールズ国王主催のレセプションと、19日の国葬に参列する。
米国のバイデン(Joe Biden)大統領が17日、ロンドン郊外のスタンステッド空港に到着した。
バイデン氏はバッキンガム宮殿で18日に行われるチャールズ国王(King Charles III)主催のレセプションと、19日の国葬に参列する。
多くの国家元首がエリザベス女王(Queen Elizabeth II)に敬意を表するために国葬に参列する予定だ。
女王の死後、バイデン氏は女王が埋葬される日の日没まで女王に敬意を表するために反旗を掲揚するよう布告した。
一方、英首相府によると、国葬前に予定されていた米英首脳会談は延期が決まったという。
BBCニュースは官邸筋の話を引用し、「トラス(Liz Truss)首相とバイデン大統領の会談は21日の国連総会に合わせて行われる」と報じた。
イギリスは国を挙げて喪に服す期間に入っているため、最大の同盟国である米国との首脳会談は国葬後に時間をかけて行われるのではないかと噂されていた。
トラス氏は17日にニュージーランドとオーストラリアの両首相と会談した。
BBCニュースによると、アルバニージー(Anthony Albanese)AUS首相とアーダーン(Jacinda Ardern)NZ首相との会談は完全非公開で行われたという。会談後の記者会見もなかった。
BBCは官邸筋の話を引用し、「トラス氏は18日にアイルランド首相、カナダ首相、ポーランド大統領と会談する」と報じている。
トラス氏は外相時代にバイデン氏と会っているが、会談するのは初めて。米英首脳会談の会場はニューヨークの国連本部になると思われる。
19日の国葬はイギリス史上最大規模の外交イベントになる。欧州の王族、国家元首、高官約500人が参列する予定だ。
トラス氏は就任からわずか2週間で、多くの要人と会う機会を得た。
BBCによると、首相府は国喪中に行う会談は正式な二国間会談にはならないという見解を示している。国喪期間は女王の死後10日間としている。
また首相府は、会談後の会見は行わず、会談の要約を公表することもないとしている。