▽容疑者は正午前、市内の食料品店で1人に軽傷を負わせ、その後、別の場所でもう1人に切りかかった。
ドイツ・ベルリン市内で刺傷事件が発生し、2人が負傷した。警察が12月31日、明らかにした。
それによると、シリア国籍の男が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたという。
容疑者は正午前、市内の食料品店で1人に軽傷を負わせ、その後、別の場所でもう1人に切りかかった。
警察によると、容疑者は食料品店で万引きしたナイフを使ったとみられる。
ベルリン警察の報道官はAP通信の取材に対し、「容疑者は精神疾患を患っている可能性があり、現時点でテロの兆候はみられない」と語った。
また報道官は「刑事課が容疑者の自宅を家宅捜索するなどして、事件の経緯を知らベている」と述べた。
容疑者は食料品店とすぐ近くの歩道で男性を襲った後、逮捕された。
警察によると、2人の命に別条はなく、1人は手当てを受け退院したという。
ドイツ通信社(dpa)は警察筋の話しとして、「容疑者は通りすがりの人を無差別に襲った可能性がある」と伝えている。
それによると、歩道で事件を目撃した複数人が容疑者を取り押さえたという。
中部ザクセン・アンハルト州マクデブルクでは12月20日、クリスマス市に車が突っ込み、5人が死亡、200人以上が負傷。容疑者はサウジアラビアから移住してきた50歳の男であった。