ベラルーシKGB長官、ウクライナとの対話模索=国営メディア
2022年2月にロシアがウクライナに全面侵攻を開始して以降、ベラルーシは戦争の重要な後方拠点として位置づけられてきた。
とベラルーシのルカシェンコ大統領(Mikhail-Metzel/AFP通信/Getty-Images).jpg)
ベラルーシ国家保安委員会(KGB)の長官がウクライナとの関係構築を模索しているようだ。国営メディアが19日に報じた。
それによると、KGBのテルテリ(Ivan Tertel)長官は国営テレビのインタビューで、「ウクライナとロシアとの3年半に及ぶ戦争の解決を支援するため、ウクライナ側との接触を試みている」と語った。
2022年2月にロシアがウクライナに全面侵攻を開始して以降、ベラルーシは戦争の重要な後方拠点として位置づけられてきた。
ルカシェンコ政権は開戦前からロシア軍の駐留を認め、侵攻開始時にはベラルーシ領からもロシア軍がウクライナ北部に流入した。
国営テレビによると、テルテリ氏はウクライナ当局との会談について、「停戦の合意形成を図る上で極めて重要」と説明したという。
またテルテリ氏は「この取り組みは現在進行中であり、ウクライナ側の対応次第である。我が国は地域情勢の安定化に向け可能な限りの努力を続けている」と述べた。
独裁者のルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領はロシアとの連携を強化する一方で、ウクライナへの侵攻に直接参加していない。