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▽欧州最後の独裁者であるルカシェンコ大統領は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。
2020年9月19日/ベラルーシ、首都ミンスク、大統領選に抗議する集会、バヒンスカヤ氏(中央)を拘束する治安部隊(AP写真)

ベラルーシ検察が2020年の抗議デモで有名になった著名な人権活動家を起訴した。ベラルーシの人権団体「ビアスナ人権センター」が6日、明らかにした。

それによると、検察庁は許可なく抗議デモを行い、暴動を煽ったとして、78歳の活動家であるバヒンスカヤ(Nina Bahinskaya)氏を起訴したという。有罪が確定した場合、3年以下の禁固刑に処される可能性がある。

検察はバヒンスカヤ氏が民主化運動の象徴である旧国旗(白赤白のストライプ)を掲げて首都ミンスクの通りを繰り返し歩いたとして、刑事告発した。

ビアスナによると、バヒンスカヤ氏は先週逮捕されたという。

欧州最後の独裁者であるルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。

2020年の大統領選では結果に抗議するデモを鉄の拳でねじ伏せ、数万人を逮捕、数千人を殴り飛ばした。

それ以来、多くの野党指導者や活動家が亡命を余儀なくされている。

バヒンスカヤ氏は2020年のデモで有名になった活動家であり、多くのメディアがその姿を繰り返し報じた。

当時SNSで拡散した動画ではバヒンスカヤ氏が武装警察に取り囲まれ、「あなたは刑法に違反している」と圧力をかけられた後、「散歩をしています」と答える様子が映っていた。この動画は数百万回再生された。

ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領の子分であるルカシェンコ氏は今年1月の大統領選で勝利を宣言。欧米諸国はこれを茶番と呼び、制裁を強化した。

2020年の大統領選後、リトアニアへの亡命を余儀なくされた野党指導者チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏は6日、バヒンスカヤ氏が起訴されたことを非難した。

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