◎ロシアは昨年、ベラルーシに戦術核を配備した。
2022年1月29日/ベラルーシとロシアの国境付近、ロシア軍の軍用車両(Russian Defense Ministry Press/AP通信)

ベラルーシ政府は16日、ロシアが配備した戦術核兵器の使用を規定する新しい軍事ドクトリンを策定すると発表した。

ロシアは昨年、ベラルーシに戦術核を配備した。その管理はロシアが行うとしている。

戦術核は戦場での使用を目的としたもので、長距離ミサイルに搭載される強力な核弾頭に比べると射程が短く、威力も低い。

国防省は軍事ドクトリンの詳細を明らかにしていない。

同省の報道官は国営テレビのインタビューで、「我が国の領土に配備された戦術核の使用について、同盟国ロシアにその見解を明確に伝えている」と語った。

このドクトリンは議会と並行して運営されている全ベラルーシ国民会議に提出され、承認を得ることになっている。

ロシアはベラルーシの領土を踏み台にしてウクライナに軍隊を送り込んでいる。ベラルーシの軍隊は戦争に参加していない。

ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領の報道官は16日の声明で、「ロシアの核兵器が配備されたのは、NATO加盟国である隣国ポーランドの侵略を抑止するためだ」と強調した。

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