◎ポーランドの東部国境にはアジア、中東、アフリカの移民が押し寄せ、国境警備隊に圧力をかけている。
ポーランドとベラルーシの国境付近、移民を取り囲むポーランド軍の兵士(Mateusz Wodziński/AP通信)

ベラルーシ政府は7日、国境地帯でポーランド兵が何者かに刺され死亡した事件について、ポーランド側が必要な情報を提供すれば、調査する用意があると表明した。

それによると、ポーランド政府は必要な情報を提供していないという。

この兵士は先月、ベラルーシ国境で移民とみられる男に胸を刺され、軍病院で緊急手術を受け入院。6日午後に息を引き取った。

ベラルーシの国境警備隊は声明で、「ポーランドが具体的な情報を提供すれば、共同で調査を行う用意がある」と述べた。

ポーランド外務省は6日、駐ベラルーシ大使を召喚し、兵士を刺した容疑者を逮捕し、引き渡すよう要求していた。

ポーランドの東部国境にはアジア、中東、アフリカの移民が押し寄せ、国境警備隊に圧力をかけている。

ポーランド政府の統計によると、今年国境を不法に越えようとした移民は約1万7000人にのぼる。

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