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▽この女性は24年12年初旬に拘束され、首都ミンスクの拘置所に勾留されていた。
2025年1月26日/ベラルーシ、首都ミンスクの投票所、ルカシェンコ大統領(ロイター通信)

米国のルビオ(Marco Rubio)国務長官は26日、ベラルーシ政府が国内で拘束していた米国人女性を解放したと明らかにした。

それによると、この女性は24年12年初旬に拘束され、首都ミンスクの拘置所に勾留されていたという。

ルビオ氏はX(旧ツイッター)に投稿。「ベラルーシ政府が女性を解放した」と書いたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。女性が拘束された理由も不明である。

ベラルーシの人権団体ビアスナ人権センターの代表は26日、AP通信の取材に対し、「米国人女性が拘束されていることを知らなかった」と語った。

ビアスナは同国で最も著名な人権団体であり、1200人以上の政治犯とその家族を支援している。

米国務省はその後、駐ベラルーシ大使が今月初めにこの女性と面会していたと明らかにした。

ロイター通信は情報筋の話しとして、「この女性は2020年の抗議デモに関連する容疑で拘束された」と伝えている。

それによると、26日の大統領選で7選を確実にしたルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は「善意のジェスチャー」として、女性を解放するよう当局に指示したという。

ルカシェンコ氏は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。

2020年の大統領選では結果に抗議するデモを力でねじ伏せ、数万人を逮捕、数千人を殴打した。

それ以来、多くの野党指導者や活動家が亡命を余儀なくされている。

EUのカラス(Kaja Kallas)外交安全保障上級代表は26日、ベラルーシの大統領選を「茶番」と呼び、新たな制裁を準備していると明らかにした。

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