2020年11月22日 AP通信/ベラルーシ、首都ミンスク、平和的な抗議活動の様子

22日、ベラルーシの人権団体、ビアスナ人権センターは、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領の辞任を求める平和的な集会に参加した抗議者300人以上が逮捕され、その多くが武装警察に暴行を受けたと述べた。

日曜日の大規模抗議集会はこの日で16回目。集まった数万人はヨーロッパ最後の独裁者の辞任、不正選挙の撤回、再選挙の実施などを求めた。

ビアスナ人権センターによると、抗議者たちは首都ミンスクの様々な場所で活動を始め、その後、都市の中央に集まろうとした際に武装警察の襲撃を受けたという。

ルカシェンコ大統領の指示を受けた公僕たちは市民にスタングレネードおよびガス弾を撃ち込み、暴行と検挙を開始した。

ルカシェンコ大統領は、8月9日の不正選挙で90%以上の支持を集めて再選。議会と選挙管理委員会はこの結果を認め、独裁者に6期目の資格を与えた。

11月6日、EUはルカシェンコ大統領と息子のヴィクトル氏を当局のブラックリストに追加、制裁対象とした。なおヴィクトル氏は国家安全保障顧問を務めている。

平和的に抗議を行っていた市民1,000人以上が逮捕される

Getty Images/ベラルーシ、首都ミンスク、武装警察

EUの制裁措置(抜粋)

・EU加盟国への入国禁止。

・EU加盟国内に保有する資産の凍結。

・EU市民および企業への貸付禁止。

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