◎ラトビアとスウェーデンの救助船と沿岸警備隊はセスナが消息を絶った地点周辺をパトロールし、付近を航行する旅客船にも警戒を呼びかけた。
スウェーデンのメディアは4日、スペインからドイツに向かっていたプライベートジェット機がラトビア沖で消息を絶ったと報じた。
スウェーデン通信(TT)によると、このセスナには乗客乗員4人が搭乗していた。
スペインのヘレスを離陸したセスナ、サイテーション551(Citation 551)はラトビアの港湾都市ベンツピルスの北西沖で消息を絶ったと伝えられている。
同機はオーストリアで登録され、ドイツ西部ケルンへ向かう途中だった。
ドイツのメディアによると、乗客は3人家族。身元は明らかにされていない。
独紙ビルトは当局筋の話を引用し、「同機は離陸直後に機内の与圧に問題があると管制塔に報告していた」と報じた。
管制塔はその直後に同機との通信が途絶えたと報告している。その後まもなく、スペインとフランス空軍の戦闘機がラトビア沖に向かった。
TTによると、両軍はセスナを発見できなかったという。
ラトビアとスウェーデンの救助船と沿岸警備隊はセスナが消息を絶った地点周辺をパトロールし、付近を航行する旅客船にも警戒を呼びかけた。
TTによると、沿岸警備隊はセスナの残骸とみられる破片を発見したという。