アゼル裁判所、ジャーナリスト7人に実刑判決、偽情報拡散容疑

旧ソ連構成国のアゼルは定期的にジャーナリスト、活動家、野党政治家を標的にしている。
アゼルバイジャン、首都バクー(Getty Images)

アゼルバイジャンの裁判所は20日、ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティー(RFE/RL)のジャーナリストを含む7人に禁固7年半から9年の実刑判決を言い渡した。現地メディアが報じた。

それによると、偽情報を拡散した罪などで有罪判決を受けたのはRFE/RLの記者1人と地元の独立系メディアで働く6人。旧ソ連構成国のアゼルは定期的にジャーナリスト、活動家、野党政治家を標的にしている。

7人は起訴内容を政治的動機に基づくものと非難。複数の人権団体が7人の即時釈放を要求している。

国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」は20日、判決を「馬鹿げている」と一蹴し、「腐敗と不正を暴露する声を封殺し、でっち上げの容疑に基づく政治的な裁判だ」と指摘した。

またRSFは「アゼルバイジャン当局はジャーナリストを投獄できるかもしれないが、真実を投獄することはできない」と述べた。

さらに、「RSFは被告全員の即時釈放を求め、国際社会に対しアゼルへの圧力を強化するよう求める」とした。

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