◎選挙管理委員会によると、50の団体がオブザーバーとして選挙を監視している。
アゼルバイジャンで1日、議会選挙(一院制、定数125)が行われ、開票作業が始まった。
地元メディアの出口調査によると、アリエフ(Ilham Aliyev)大統領の与党は改選前の69議席を上回る可能性がある。
残りの大半も新政府派の小政党や無所属が占めるため、アリエフ氏の支配は揺るぎそうにない。
主要野党のミュサヴァト党は34人の候補を擁立したが、出馬を許可されたのは25人だけであった。
議会選は今年11月に行われる予定であったものの、アリエフ氏は首都バクーで開催される国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)との衝突を避けるため、日程を2か月前倒しした。
この選挙はアゼルが隣国アルメニアから係争地ナゴルノカラバフを奪還してからわずか1年足らずで実施された。
ナゴルノカラバフで生活していた約12万人のアルメニア人がアゼル軍の猛攻に直面し、本国に逃亡した。
アゼルの選挙管理委員会によると、50の団体がオブザーバーとして選挙を監視している。最大の監視団である欧州安保協力機構(OSCE)は2日に初期評価を公表する予定だ。