アゼルバイジャン大統領、旅客機撃墜を認めるようロシアに要求
アゼルバイジャン航空8432便は24年12月25日、アゼルの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国に向かう途中、カザフスタンのアクタウに墜落。乗客乗員67人のうち38人が死亡、29人が生還した。
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アゼルバイジャンのアリエフ(Ilham Aliyev)大統領は19日、昨年12月に発生した
アゼルバイジャン航空の旅客機墜落事故について、ロシアがその責任を認め、公式に謝罪することを望んでいると表明した。
アゼルバイジャン航空8432便は24年12月25日、アゼルの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国に向かう途中、カザフスタンのアクタウに墜落。乗客乗員67人のうち38人が死亡、29人が生還した。
アゼル政府はロシアの防空システムによる「誤射」という認識を示している。
プーチン(Vladimir Putin)大統領は当時、これを「悲劇的な事件」と呼び、アリエフ氏に謝罪したが、旅客機を撃墜したとは明言しなかった。
アリエフ氏は係争地ナゴルノカラバフのハンケンディで開催されたフォーラム後、記者団に対し、「ロシアにさらに多くの措置を求める」と語った。
またアリエフ氏は「何が起きたか正確に知っており、それを証明できる。さらに、ロシアの当局者も何が起きたか知っていると確信している」と述べ、プーチン政権に対し、撃墜に関与した者を処罰するよう求めるとした。
さらに、「旅客機を撃墜したことを公式に認め、関係者の責任を追及し、被害者家族と負傷者への補償および、航空機の弁償を期待している」と述べた。
墜落した機種はブラジル製のエンブラエル190型機であった。