山岳地帯ダッハシュタイン地方で大規模な雪崩が発生

 8日、オーストリアのスキーリゾート地「ダッハシュタイン地方」の山岳地帯で大規模な雪崩が発生。事故は2か所で別々に発生し、これまでに6人の死亡が確認、うち5人はチェコ人、一人は33歳の警察官だという。

 現場はザルツブルクの南東約80km、標高2,800m付近。事故に対応すべく、ヘリコプター部隊と約100人の救助隊が編成、雪崩に巻き込まれた人たちの捜索を開始した。

 山岳救助隊の責任者は、「雪崩はダッハシュタイン山岳地帯の北側で発生した。スタッフを総動員しているものの、現時点で生存者は確認できていない」と語った。

 現地メディアによると、雪崩に巻き込まれた33歳の警察官は、山間部で行われていた演習訓練に参加していたと伝えている

 ダッハシュタイン地方はスキーリゾート地として人気を集めており、毎年多くの観光客、地元民で賑わう。雄大な自然の中でスキーを楽しめるとあって、オーストリアを代表するスキーリゾート地に成長した。しかし、雪崩の発生頻度も高く、2019年1月にはホテルのゲスト60人が大規模な雪崩に巻き込まれかけ、九死に一生を得た。運よく死傷者は出なかったものの、リゾート地の一角に4万人弱が足止めされることになった。

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