◎火災は首都ウィーン郊外にある病院で30日未明に発生し、約2時間後に鎮火した。
オーストリアの警察当局は30日、首都ウィーン郊外にある病院で火災が発生し、患者3人が死亡したと発表した。
それによると、火災は30日未明に発生し、約2時間後に鎮火したという。
地元メディアは警察筋の話しとして、「タバコの不始末が出火原因とみられる」と報じている。
オーストリア放送会社(ORF)によると、火元は病院の4階の一室とみられ、消防はその部屋にいた男性患者3人の死亡を確認したという。女性1人が軽傷を負ったと伝えられている。
この火災により、入院患者約90人が避難し、その一部は別の病棟に移動した。
火は午前3時までに消し止められ、警察による現場検証が行われている。
ウィーン警察の報道官はAFP通信の取材に対し、「タバコの不始末が出火原因であることを示す証拠が見つかった」と述べた。
警察はヘビースモーカーだった75歳の男性患者のベッドが火元とみて捜査している。亡くなったのはこの男性と78歳および81歳の男性であった。