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▽逮捕されたのはトルコ系オーストリア人の少年。2月10日にウィーンで逮捕され、家宅捜索の結果、イスラム国(ISIS)を支持していることを示唆する証拠が見つかった。
2025年2月17日/オーストリア、南部フィラッハ、殺傷事件が発生した現場(AP通信)

オーストリアの捜査当局が首都ウィーンの鉄道駅でテロを計画したとして、14歳の少年を逮捕した。現地メディアが19日に報じた。

それによると、逮捕されたのはトルコ系オーストリア人の少年。2月10日にウィーンで逮捕され、家宅捜索の結果、イスラム国(ISIS)を支持していることを示唆する証拠が見つかったという。

オーストリア放送会社(ORF)は内務省の声明を引用し、「逮捕のきっかけはISIS支持者がティックトック(TikTok)にイスラム過激派を支持するストーリーや動画を投稿しているという情報機関からの情報提供であった」と伝えている。

容疑者は逮捕時、ナイフを所持していた。さらに自宅を捜索したところ、イスラム過激派の書籍が多数発見されたほか、刃物で警察官を襲撃するスケッチが見つかった。また、爆弾の起爆装置となる爆発物の作り方をまとめたメモも発見された。

警察は爆弾の材料と思われるものや他の刃物を押収したとしている。報道によると、容疑者は黙秘しているという。

ORFは警察筋の話しとして、「容疑者宅から押収した証拠はウィーン駅でテロを計画していたことを示している」と報じた。

オーストリア南部フィラッハでは15日、シリア国籍の男(23歳)が刃物で歩行者を次々と刺し、14歳の少年が死亡、5人が重軽傷を負った。容疑者の自宅にはISISの旗が掲げられていた。

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