◎当局はイスラエル・ハマス紛争をきっかけに反ユダヤ主義的な事件が増加したことを受け、シナゴーグやその他のユダヤ系施設の警備を強化している。
オーストリアの治安当局は11日、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)襲撃計画を立てたとされる16歳の少年を逮捕したと明らかにした。
内務省によると、警察は7日に少年を逮捕したという。
少年はオンラインチャットで首都ウィーンのシナゴーグを襲撃するために武器を調達するつもりであると表明したとみられる。
オーストリア放送会社(ORF)は関係者の話しとして、「少年は襲撃を実行するための資金を確保していた」と伝えている。
警察は少年の身元と認否を明らかにしていない。
ORFによると、警察は少年の自宅を家宅捜索し、いくつかの電子機器を押収したという。
また警察は爆弾、銃器、弾薬の作り方を記した画像やビデオも押収したとしている。
当局はイスラエル・ハマス紛争をきっかけに反ユダヤ主義的な事件が増加したことを受け、シナゴーグやその他のユダヤ系施設の警備を強化している。