オーストリア政府、EUの対ロシア制裁支持へ、第19弾
オーストリア外務省は18日の声明で「政府は対ロシア制裁を支持し、20日に第19次制裁パッケージを閣議決定する」と述べた。
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オーストリア政府は18日、EUによる新たな対ロシア制裁を支持すると表明した。
EU外相会議は10月27日にルクセンブルクで開催される予定。ウクライナ侵攻などについて協議し、ロシアへの19回目の制裁措置を最終決定する見通しだ。
オーストリアは今月初め、この制裁への補償として、EU執行部に対し、ロシア資産の一部凍結解除を要求した。
しかし他のEU加盟国はこれに同意しなかった。
オーストリア外務省は18日の声明で「政府は対ロシア制裁を支持し、20日に第19次制裁パッケージを閣議決定する」と述べた。
この制裁にはエネルギー・金融分野への措置が含まれ、ロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入禁止を2028年1月1日から2027年1月1日に前倒しする。
スロバキアもこれに懸念を表明している。
ロイター通信は外交筋の話しとして、EUの執行機関である欧州委員会が20日にスロバキアの懸念に対応する書簡を発行する見込みと報じた。