◎若者3人は首都ウィーンで17日に行われたパレードを襲撃する直前に逮捕された。
オーストリア当局は18日、イスラム国(ISIS)を支持する若者3人によるLGBTプライドパレード襲撃を阻止したと発表した。
それによると、若者3人は首都ウィーンで17日に行われたパレードを襲撃する直前に逮捕されたという。
このパレードには約30万人が参加した。
オーストリア放送会社(ORF)は情報機関の声明を引用し、「14歳、17歳、20歳の容疑者はパレード開始1時間前に逮捕された」と伝えている。
ORFによると、事件は未遂に終わったため、パレードは予定通り行われたという。
ネハンマー(Karl Nehammer)首相は18日、自身のツイッターアカウントに声明を投稿し、捜査当局に謝意を示した。「これはオーストリアが過激派には決して屈しないということを示しています...」
情報機関によると、逮捕された3人はボスニア・ヘルツェゴビナ、チェチェン共和国(ロシア)、オーストリア出身。身元は明らかにしていないが、インターネット上でヘイトをまき散らし、ISISの思想を支持していたという。
ORFは関係者の話しとして、「公安はこのうち1人を以前から監視していた」と伝えている。