◎爆発はアテネ中心部の地区にある団地の3階一室で10月31日に発生した。
ギリシャ・アテネ市内で男性1人が死亡、女性1人が重傷を負った爆発について、捜査当局は1日、IED(即席爆発装置)が爆発した可能性が高いと明らかにした。
爆発はアテネ中心部の地区にある団地の3階一室で10月31日に発生。室内および周辺でガスが漏れた痕跡はなく、爆発物が爆発した痕跡が見つかっていた。
アテネ警察は声明で、「この部屋から拳銃2丁と弾薬、携帯電話やその他デジタル機器を押収した」と明らかにした。
また同警察は、「組織犯罪対策部が捜査を指揮している」と述べた。
消防によると、重傷を負った女性はギリシャ人で、話しができる状態ではないという。死亡した男性の身元は明らかにされていない。
爆発はアパート3階の内壁と外壁の一部を破壊。バルコニーの手すりを吹き飛ばし、近隣の物件に損害を与えた。他の住民にケガはなかった。
ギリシャでは数十年にわたり、極左過激派が活動してきた歴史がある。また、その他の犯罪組織やギャングも小規模な爆弾テロや標的型殺人を行ってきた。