◎現場はエレバン近郊の市場近くにある花火が保管されていたとされる工場。
アルメニア政府は14日、首都エレバン近郊の工場が爆発し、少なくとも1人が死亡、20人が負傷したと発表した。爆発後、工場は炎に包まれた。
現場はエレバン近郊の市場近くにある花火が保管されていたとされる工場。爆発は正午過ぎに発生したと伝えられている。
火元は明らかにされていない。報道によると、消火作業は14日遅くまで続き、ほぼ鎮火したという。
緊急事態省は声明で、「工場内に複数人が取り残されている可能性がある」と述べた。
消防の報道官によると、火災発生後、消防に「家族と連絡が取れない」という通報や問い合わせが約20件入ったという。また報道官は、これまでに1人の死亡を確認し、20人が負傷したと説明した。
AP通信は警察筋の話を引用し、「2人が死亡、負傷者は60人に達した」と報じている。
現場で消火作業に当たった消防士はAP通信の取材に対し、「死傷者は増加する可能性が高い」と述べた。
消防と警察は出火原因を調査している。