◎次の議会選は25年秋に予定されている。
ドイツのベーアボック外相(ロイター通信)

ドイツのベーアボック(Annalena Baerbock)外相は10日、来年予定されている総裁選に立候補するつもりはないと表明した。

ベーアボック氏は10日に放送された米CNNのインタビューで、「次の議会選の結果がどうであれ、総裁選に立候補するつもりなく、外交に集中したい」と語った。

ベーアボック氏が共同代表を務める「緑の党」はショルツ(Olaf Scholz)首相の与党・社会民主党および自由民主党と連立を組んでいる。

ベーアボック氏は21年の総選挙に立候補するも敗北。ショルツ政権の外相に就任した。

次の議会選は25年秋に予定されている。

ベーアボック氏はインタビューの中で、「現在の世界情勢は前回選挙が行われた時とは全く異なり、極めて難しく、過酷になっている」と語った。

またベーアボック氏はロシアによるウクライナ侵攻やガザ紛争に言及。「世界は外交に主眼を置き、戦争ではなく話し合いで問題を解決すべきであり、ドイツはそれを主導できると確信している」と強調した。

さらに、「総裁選に注力する時間などなく、関係国との信頼・協力関係を構築するため、今与えられている職責を全うし、それに全エネルギーを注ぎ込む覚悟だ」と述べた。

ベーアボック氏が次の総裁選で首相を目指すかどうかについて、以前から様々な憶測が流れていた。

ベーアボック氏と共に緑の党を率いるハーベック(Robert Habeck)副首相は総裁選への出馬を目指しているとみられる。

次の議会選で連立与党が政権を維持できるかどうかは分からない。最新の世論調査によると、社会民主党は最大野党「キリスト教民主同盟(CDU)」だけでなく、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」にも敗れる可能性が高い。緑の党の支持率も低下傾向が続いている。

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