◎ルカシェンコ大統領は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。
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ベラルーシ・ジャーナリスト協会は17日、国内で活動する独立系ジャーナリストが国家反逆罪で逮捕されたと明らかにした。
それによると、逮捕されたのは西部ブレスト出身の53歳男性。先月逮捕、収監されたという。有罪が確定した場合、禁固20年以下に処される可能性がある。
来年の大統領選で7期目を目指す独裁者のルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は反政権派や独立系ジャーナリストをテロリストと呼び、鉄の拳で打ち負かしてきた。
逮捕された男性は複数の独立系メディアで働いていたという。ベラルーシ国内で裁判を待つジャーナリストはこれで34人となった。
ベラルーシ・ジャーナリスト協会は声明で、「ベラルーシはジャーナリストにとって欧州で最も危険な国になっており、その一部は獄中で姿を消し、何が起こっているのかわからない状態だ」と非難した。
また同協会は「ルカシェンコは選挙に先立ち、取り締まりを強化し、反体制派をねじ伏せようとしている」と述べた。
ルカシェンコ氏は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。
2020年の大統領選では結果に抗議するデモを叩きのめし、3万5000人以上を逮捕、数千人を殴打した。
それ以来、ほとんどの独立系メディアが海外に逃亡。国内で活動する独立系ジャーナリストはごくわずかである。