ロシア・モスクワ中心部で爆発、容疑者と警察官死亡、2人負傷
爆発は市北部のサビョロフスキー駅近くの広場で午前0時過ぎに発生。容疑者は交通警官が乗るパトカーに接近した後、何らかの爆発装置を起爆させたという。
.jpg)
ロシア・モスクワで24日未明、身元不明の人物がパトカーの近くで爆発物を起爆させ、この容疑者と警察官1人が死亡、ほか2人の警察官が負傷した。地元当局が明らかにした。それによると、爆発は市北部のサビョロフスキー駅近くの広場で午前0時過ぎに発生。容疑者は交通警官が乗るパトカーに接近した後、何らかの爆発装置を起爆させたという。この爆発で容疑者と警察官1人が即死、別の2人が負傷し、病院に搬送された。パトカーは爆風で損壊し、破片が周辺に散乱した。
連邦捜査委員会は刑事事件として捜査を開始したと発表したが、容疑者の身元や動機については現時点で公表していない。爆発に用いられた装置の種類や製造方法についても不明。捜査当局は現場の映像や目撃者の証言を収集しながら、同機と背景の解明を進めている。
当局は事件発生直後、周辺地域を封鎖し、爆発物処理班や捜査官を現場に派遣した。広場周辺の路線や道路は一時通行止めとなり、捜査が続いた。現場はモスクワ中心部の交通の要所で、駅やバスターミナルに直結しているため、周辺住民や通行者が影響を受けた。
今回の爆発はロシア国内における治安維持の課題を改めて浮き彫りにした。過去にも爆発事件やテロ攻撃が発生し、当局は治安強化策や監視体制の見直しを進めてきた。今回の事件がテロに分類されるかどうか、あるいは個人的な動機によるものかは明らかになっていない。専門家は動機や背景を慎重に分析する必要があると指摘する。
事件はロシアによるウクライナへの軍事派遣が始まってから4周年に当たる節目に発生し、国内の政治的緊張や社会不安の高まりと関連があるのではないかとの見方も一部で出ている。だが、当局は現時点で政治的動機との関連を示す証拠を示していない。
政府は今回の爆発を受け、警備体制の強化やテロ対策の再検討を行う意向を示しているが、具体的な対策や今後の方針については追って発表する見込みだ。当局は住民に冷静な対応を呼び掛けるとともに、追加の安全対策を講じるとしている。
