◎ティックトックはこの禁止令に関するコメントを出していない。
ティックトックのロゴ(Getty Images)

アルバニア政府は21日、10代の子供が殺害された事件を受け、ティックトック(TikTok)の国内利用を1年間禁止すると発表した。

ラマ(Edi Rama)首相は全国の保護者団体や教師らと面会。その後の記者会見で、ティックトック禁止令は25年1月1日に発効すると明らかにした。

期間は1年間。アルバニア国内ではこの間、ティックトックを利用できなくなる。

ラマ氏は「1年間、ティックトックはこの国から消える。誰もアクセスできない」と述べた。

ティックトックはこの禁止令に関するコメントを出していない。

同国では先月、14歳の少年がティックトックの動画をめぐって同級生と口論になり、刃物で刺殺する事件が発生。当局はこの事件後、教師や保護者らと1300回に及ぶ会合を開いた。

ラマ氏はティックトックが教育の現場で暴力を煽っていると主張している。

この事件後、複数の若者が逮捕された少年を支持する動画を投稿。警察が「扇動罪」を視野に捜査している。

ラマ氏は会見の中で、「諸悪の根源はティックトックである。このアプリと大人(運営者)は子供を人質に取っている」と主張した。

心理学者たちはティックトックを含むSNSのトレンドに参加したいという欲求と携帯電話の使い過ぎが、子供たちの危険な行動を増加させている主な原因だと警告している。

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