◎アルバニアは昨年8月から9月にかけて、アフガン人約2400人を受け入れた。
アルバニアの首都ティラナで1日、アフガニスタンから避難したグループが米国への早期避難と定住を求める抗議デモを行った。
アルバニアは昨年8月から9月にかけて、アフガン人約2400人を受け入れた。
デモはティラナ近郊の小さな町で行われ、地元メディアによると、数十人が参加したという。人々はバイデン政権に速やかに行動するよう呼びかけた。
一部の女性や子どもは「私たちは忘れられている」と書かれたポスターを掲げて行進した。
米国と複数のNGOは避難民に資金援助を行っている。
NATO加盟国のアルバニアは当時、アフガン人の米国への移動と定住に向けた手続きには時間がかかるとして、少なくとも1年はここに留まることになると述べていた。
また米国のビザ発行や難民手続きが遅れた場合は1年以上かかる可能性もあると警告している。
外務省によると、アルバニアに残っている人は約900人で、それ以外は手続きが完了したとして、米国やカナダに移動した。
避難民350人を受け入れているリゾート施設の責任者は地元メディアのインタビューの中で、「彼らの宿泊代や食事代は6カ月間支払われていない」と述べ、政府に支援を求めた。