◎ロシアは軍事政権の統治下に置かれる西アフリカのサヘル諸国で影響力を強めている。
ロシア、民間軍事企業ワグネルの本社ビル入り口(Getty Images)

アフリカ西部・マリ共和国で少なくとも6人のロシア人傭兵が殺害された。

国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力JNIM(Jama'at Nusrat al-Islam wal-Muslimin)は24日、マリ中央部でロシアの民間軍事会社ワグネルの車列に待ち伏せ攻撃を仕掛け、戦闘員を殺害したと犯行声明を出した。

AP通信は軍政当局者の話しとして、「中央部の検問所でロシアの傭兵が攻撃を受け、6人が死亡したことを確認した」と伝えている。

それ以上の詳細は明らかになっていない。

ロシアは軍事政権の統治下に置かれる西アフリカのサヘル諸国で影響力を強めている。

ワグネルはサハラ砂漠以南の広大なサヘル地域で活動しており、その傭兵は治安維持サービスと引き換えに鉱物資源から利益を得ている。

西アフリカのマリ、ブルキナファソ、ニジェールは10年以上にわたってサヘル地域に拠点を置くアルカイダやイスラム国(ISIS)系組織と戦ってきた。

この3軍政は旧宗主国フランスとの関係を断ち、ロシアに急接近。マリ軍政はワグネルと契約を結び、民間人を巻き込みながら過激派を掃討している。

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