▽ウクライナと米国の高官による会談は11日に予定されている。
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ロシア・モスクワのソビャーニン(Sergei Sobyanin)市長は10日、ウクライナのドローン少なくとも60機が市内および近郊で撃墜されたと発表した。
それによると、少なくとも11機のドローンがモスクワ中心部に近い2地区の上空で撃墜されたという。
ソビャーニン氏は他のドローンが撃墜された場所には言及せず、「市中心に向かって飛行していた」とだけ述べた。
国営テレビによると、ドモジェドヴォ空港とジュコフスキー空港が発着便を一部制限しているという。
死傷者は報告されていない。ソビャーニンはこの攻撃により、モスクワのビル屋上にドローンの破片が落下し、軽微な被害が出たと述べた。
モスクワを狙った攻撃としてはここ数ヶ月で最大級とみられる。
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は10日、サウジアラビアの首都リヤドでサルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)と会談した。
ウクライナと米国の高官による会談は11日に予定されている。
ゼレンスキー氏は10日、テレグラムへの投稿で、「ウクライナは戦争の最初の1秒から平和を求めており、戦争が続く唯一の理由はロシアであると常に言ってきた」と強調した。
ロシア軍は米・ウクライナ協議に先立ち、ウクライナ東部とウ軍が越境攻撃を続けている西部クルスク州で攻勢を強めているとみられる。
ウクライナ空軍は10日、ロシア軍が9日夜にドローン176機を発射したと報告。そのうち130機を撃墜、42機を電子戦で無力化したと明らかにした。
ウクライナ国境警備当局は同日、ロシア軍が西部クルスク州と国境を隔てたウクライナ北東部スムイ州で足場を固めようとしていると明らかにした。