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ドイツ北部で倒木事故、新生児含む3人死亡、復活祭の行事中


午前11時ごろ、高さ約30メートルの大木が突風により突然倒れ、集団を直撃した。
2026年4月5日/ドイツ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州郊外、倒木による事故が発生した現場近く(AP通信)

ドイツ北部シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州で復活祭の恒例行事として行われていたイースターエッグハントの最中、強風によって倒れた大木が参加者を直撃し、乳児を含む3人が死亡した。警察が5日、明らかにした。

それによると、事故は5日午前、同州郊外の森林で発生した。現場では約50人がイースターの催しに参加し、その多くが妊婦や新生児の母親、子どもたちだった。午前11時ごろ、高さ約30メートルの大木が突風により突然倒れ、集団を直撃した。

倒木の下敷きになったのは4人で、このうち21歳の女性と16歳の少女は現場で応急処置を受けたものの死亡が確認された。また、女性の生後10カ月の女の子は病院に搬送後、死亡した。さらに18歳の女性1人が重傷を負い、ヘリコプターで病院に搬送された。

このイベントは社会的支援を必要とする妊婦や新米の母親を支援する州の福祉制度に関連した施設が主催したもので、参加者同士の交流や子ども向けのレクリエーションを目的としていた。現場には事故後、心理的ケアを行うカウンセラーも派遣され、目撃者や関係者の心のケアにあたっている。

事故当時、北部地域には強風警報・注意報が出されていた。こうした気象条件の中で屋外イベントが行われていたこともあり、安全管理の在り方について議論が起きる可能性がある。

現場の様子を伝える地元テレビ局の映像には、地面に散乱した色とりどりのイースターエッグと、白いシートで覆われた犠牲者の姿が写っていた。祝祭の場が一転して悲劇の現場となったことを物語っている。

シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州の州首相は声明で「この悲劇に深く衝撃を受けている」と述べ、遺族や負傷者、そして事故を目撃したすべての人々に哀悼と連帯の意を表した。

春の訪れを祝うはずの行事で起きた今回の事故は、自然の脅威と安全対策の重要性を改めて浮き彫りにした。特に強風や悪天候が予測される中での屋外活動の是非や、緊急時の対応体制について、今後さらなる検証が求められることになりそうだ。

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