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ロシア軍の空爆続く、ウクライナ南部オデーサ州で2人死亡、停電も

ウクライナの国営電力会社ウクルエネルゴは2日、ロシア軍による送電網への攻撃により、いくつかの地域で停電が発生したと報告した。
2025年11月2日/ウクライナ、南部オデーサ州、ロシア軍の空爆を受けた集合住宅(Getty Images/AFP通信)

ウクライナ当局は2日、ロシア軍による南部オデーサ州へのドローン攻撃で少なくとも2人が死亡したと明らかにした。

オデーサ州当局によると、ロシア軍のドローンが市内の駐車場に落下し、2人が死亡、3人が負傷したという。

南部ザポリージャ州のウクライナ支配地域でもミサイル攻撃が確認された。死傷者の情報はない。

ウクライナの国営電力会社ウクルエネルゴは2日、ロシア軍による送電網への攻撃により、いくつかの地域で停電が発生したと報告。ザポリージャ州のウクライナ当局は約6万人が停電の影響を受けていると述べた。

中央政府も声明を出し、部分的に占領された東部ドネツク州とザポリージャ州、ハルキウ州、チェルニヒウ州の一部地域で停電が続いていると発表した。

一方、ロシア当局は2日、ウクライナのドローンによる夜間攻撃を受け、南部クラスノダール地方にあるトゥアプセ港の主要な石油ターミナルでタンカーとインフラが損傷・炎上したと報告。ケガ人の情報はない。

ウクライナ当局は週末、ロシア領内に対する過去数週間の攻撃により、ロシア国内の石油製品が20%減少し、石油精製能力の37%が停止したと報告した。

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