▽火事は31日未明に発生。警察が放火の疑いで捜査している。
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イタリア・ローマ郊外の自動車販売店で火事があり、米電気自動車(EU)大手テスラの車16台が全焼した。警察が3月31日、明らかにした。
それによると、火事は31日未明に発生。警察が放火の疑いで捜査している。
テスラ・イタリアは声明で、「警察の捜査に協力しており、車載カメラの映像を提出した」と明らかにした。
テスラのマスク(Elon Musk)CEOがトランプ米政権の政府効率化省(DOGE)の責任者に就任して以来、テスラ車やディーラーなどを狙った事件が多発。オレゴン州、コロラド州、サウスカロライナ州、シアトル、ラスベガスなど全米の各都市で被害が報告されている。
欧州では極右政党を支持するマスク氏に抗議するデモがテスラに波及。不買運動に発展した。
欧州自動車工業会(ACEA)によると、テスラの欧州における販売台数はこの2カ月で激減。1、2月の販売台数は前年から49%減少した。欧州のEV販売台数は順調に伸びている。
テスラは中国のEV大手BYDを含む大手自動車メーカーがEV生産を拡大する中、競争の激化に直面している。
BYDは先週、EVとハイブリッド車の販売台数が40%急増し、2024年の売上高が過去最高の7771億元(約16兆円)に達したと発表した。
欧州におけるテスラの1月と2月の販売台数は前年の3万7311台から1万9046台に落ち込んだ。しかし、全体のEV販売台数は前年から28.4%も増加している。