◎11人の命に別条はなく、第2の都市テッサロニキの病院で治療を受け、入院している。
ギリシャの聖地アトス山の修道院を訪れた11人のルーマニア人巡礼者が野生のキノコを食べ、食中毒で病院に緊急搬送された。ギリシャ当局が9日、明らかにした。
それによると、11人の命に別条はなく、第2の都市テッサロニキの病院で治療を受け、入院しているという。
11人は8日、ギリシャ正教の聖地アトス山でキノコを採集、調理して食べ、腹を壊した。
警察によると、一行は近くの集落に滞在。野生のキノコを採集し、8日の夕食に食べたという。
その後、一行は体調を崩し、9日早朝、病院に搬送された。
野生のキノコの多くは食用になるが、毒キノコと見分けるには確かな知識が必要である。
アトス山と中世後期の修道院は正教会の巡礼者に人気のある目的地であり、現在も女人禁制を貫き、ユリウス暦を用いるなど、修道士の自治のもと中世さながらの信仰の生活が行われている。