オーストリアの高校で銃乱射事件、10人死亡、容疑者自殺
容疑者は同校を中退した21歳の男。校内のトイレで自殺したという。
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オーストリア南部グラーツの高校で10日、銃乱射事件が発生し、10人が死亡、少なくとも12人が負傷した。
グラーツの市長は容疑者も死亡したと明らかにした。
警察は記者会見で、「この銃撃で少なくとも12人が負傷し、そのうち数人は重傷である」と語った。
また警察は死亡した10人のち、8人は15歳から17歳の生徒で、1人は教師だったと明らかにした。
負傷したのは全員生徒であった。
カール氏によると、容疑者は同校を中退した21歳の男。校内のトイレで自殺したという。
AP通信は当局者の話しとして、「重傷を負い病院に搬送された成人女性1人が10日夜に亡くなった」と伝えている。
警察は10日夜の声明で「動機は不明であり、容疑者は単独犯とみられる」と述べた。
公共放送ORF(オーストリア放送)によると、警察が容疑者の自宅を家宅捜索し、遺書とみられるメモを発見したという。
シュトッカー(Christian Stocker)首相はX(旧ツイッター)への投稿で犠牲者に哀悼の意を表した。
またシュトッカー氏は犠牲者を追悼するため、3日間国を挙げて喪に服すと宣言した。
警察によると、殺害された9人のうち1人の遺体は校舎の外で見つかったという。
容疑者は現場に2つの銃器を持ち込んでいた。警察によると、容疑者は銃器の所有許可を得ていたという。