◎メキシコやコロンビアの麻薬カルテルはエクアドルなどからEU域内にコカイン、覚せい剤、タバコや金塊なども密輸し、利益を上げている。
スペイン警察が南部アルヘシラスの港でエクアドル産コカイン約13トンを押収した。警察が6日、明らかにした。
それによると、コカインはバナナで満たされた箱の奥に隠されていたという。末端価格は6~7億ドルと推定されている。
警察はこれを史上最大の麻薬撲滅作戦と称し、1人を逮捕したと明らかにした。
バナナコカインを積んだコンテナ船はエクアドルの最大都市グアヤキルを出港し、アルヘシラス港に停泊していた。
スペイン警察はエクアドル警察と連携して捜査に当たった。
スペイン警察は中部で5件家宅捜索を行い、女を逮捕。2人の容疑者を追跡している。
それによると、バナナコカインを輸出した会社は過去にも不正取引を行ったことがあるという。逃走中の2人はこの会社の経営者とされる。
スペイン当局が過去に1回の摘発で押収した麻薬の記録は23年の9.4トン。5年前には8.7トンを押収している。
エクアドルでは今年1月から9月までに合計204トンの麻薬が押収された。
メキシコやコロンビアの麻薬カルテルはエクアドルなどからEU域内にコカイン、覚せい剤、タバコや金塊なども密輸し、利益を上げている。