イエメン・フーシ派がイスラエルにミサイル発射、イランとの連携強調
フーシ派の報道官はテレビ演説で、テルアビブ郊外のヤッファに向けて複数の弾道ミサイルを発射したと明らかにした。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派は15日、イランと協調してイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表した。
フーシ派がイランと強調してイスラエルを攻撃したと公式に発表したのは初めてである。
フーシ派の報道官はテレビ演説で、テルアビブ郊外のヤッファに向けて複数の弾道ミサイルを発射したと明らかにした。
また報道官は「この攻撃は犯罪的なイスラエル軍に対してイラン軍が実施した作戦と調整して行われた」と付け加えた。
イスラエル軍はこれに先立ち、イランとイエメンからミサイルが発射されたとして、複数の地域に空襲警報が出たと明らかにしていた。
イスラエル軍は12日夜、イランの核施設と軍事施設に対する攻撃を開始。戦闘機で100か所以上を攻撃した。
イランはこれに報復。テルアビブやエルサレムなどに約100発のミサイルを発射した。
両軍は15日も攻撃の応酬を続け、各地で被害が確認された。
イスラエル軍はイエメンから発射されたミサイルが、ヨルダン川西岸地区のヘブロンに落下したと発表した。
イラン政府は15日、SNSへの投稿で、「イスラエルの攻撃でこれまでに224人が死亡、1257人が負傷した」と発表。死傷者の9割以上が一般市民だったと報告している。
イスラエル政府は15日、イランが発射したミサイル270発以上のうち22発が着弾し、13人が死亡、390人が負傷したと明らかにした。