▽フーシ派は31日、地元テレビ局を通じて声明を出し、イスラエルと米国への攻撃を続けると誓った。
イエメン、親イラン武装組織フーシ派の戦闘員(ロイター通信)

米軍がイエメン親イラン武装組織フーシ派の指揮統制施設と武器生産・保管庫を空爆した。米中央軍(CENTCOM)が12月31日、明らかにした。

それによると、CENTCOMの艦船と戦闘機が12月30日と31日に首都サヌアと沿岸部を空爆。ミサイルやドローンなどを使ってフーシ派の指揮統制施設や通常兵器の生産・保管庫を攻撃したという。

フーシ派は31日、地元テレビ局を通じて声明を出し、イスラエルと米国への攻撃を続けると誓った。

フーシ派は声明の中で、「米国による我が国への攻撃は独立国家の主権を侵害する侵略行為、イスラエルによるガザ大虐殺を支援をする犯罪行為である」と非難した。

またフーシ派は米軍機がサヌアの2つの地区を計12回空爆したと述べた。

フーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、紅海などの船舶に対して100回以上ミサイルやドローン攻撃を行ってきた。

フーシ派はイスラエル軍の攻撃に直面するパレスチナ人への支援と連帯を示すためと主張しているが、戦争とは明らかに関係のない船舶も攻撃している。

イスラエル軍は先週、イエメンの主要空港を空爆し、3人が死亡。さらに港湾都市ホデイダへの攻撃でも3人が死亡した。

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