イエメン・フーシ派、参謀総長が殺害されたと発表、詳細不明
フーシ派は参謀総長がいつどこで死亡したか明らかにしていない。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派は16日、幹部のひとりであるアル・ガマリ(Muhammad Abd Al-Karim al-Ghamari)参謀総長が職務遂行中に死亡したと発表した。
フーシ派はそれ以上の詳細を明らかにせず、「イスラエルとの紛争は終わっていない」と表明。「イスラエルは犯した罪に対する報いを受けるだろう」と述べた。
フーシ派は参謀総長がいつどこで死亡したか明らかにしていない。
イスラエル軍は8月28日、イエメンの首都サヌアを空爆。フーシ政権の首相であるラハウィ(Ahmad Ghaleb al-Rahwi)氏ら幹部12人を殺害した。
イスラエルは当時、この空爆について、参謀総長ら幹部を狙ったものであり、結果を確認中であると述べていた。
アル・ガマリ氏はフーシ派幹部のひとり。階級は少将とされる。
イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は16日、アル・アガリ氏がイスラエルの攻撃で殺害されたとX(旧ツイッター)に投稿。「今後もあらゆる脅威に対して同様の対応を取る」と強調した。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。